ショットガンのハンドロードの手順について4(火薬を詰める)

雷管をセットしたら、次は火薬を入れましょう。

火薬を計量器でキチンと測りましょう。グラム単位で表示する計量器では、正確に測ることはできません。
必ずグレーン単位で計測できる計量器を使用しましょう。(1グレーンは約0.06グラム)
火薬をすくうための専用の計量スプーンもあると便利です。いろいろな大きさが揃ったスプーンセットで火薬の大体の量をすくえて便利です。



火薬の適正量は、火薬のメーカーのホームページなどを見ると、大体わかります。
ただし、国内で入手可能な火薬は限られています。結局ぴったり同じレシピでは作れないので、だいたい同じ感じを推測して適正量を探るしかないです。
射撃場で試射をしながら、各自で適正量を割り出ししてください。

火薬量を決定する目安みたいなものを以下に示します。
日本でのデータシートレシピの読み方について(自己責任)

ポイントは燃焼速度です。例えばHODGDON LONG SHOTは燃焼速度が遅いため、燃焼速度が早い火薬との比較で考えると、火薬を詰める量は多くなりがちな傾向があります。(断言はしないですが。)

HODGDON LONGSHOT の適切な火薬量検索サイトはこちら




また、くれぐれもすでに火薬を詰めた薬莢にもう一度、火薬を詰めるダブルチャージは行わないようにしてください。
自分なりの方法で、工程ごとに薬莢を配置するエリアを区切って、整理して並べておくと良いかもしれません。

それから、火薬の量を意図的に少なくすることも危険です。かえって異常燃焼が発生し、大怪我する場合もあります。



1.ローディングキットについて
2.雷管の取り外しと整形
3.雷管の取付け
4.火薬を詰める
5.ワッズ、弾頭を詰める
6.クリンプする



※ここでのご説明は、言うまでもなく、使い方によっては事故の発生が容易に予見されます。当然、PL法の範囲外と認識してください。利用にあたっては自己責任となります。